
“水の都”として発展してきた都市の歴史
古来、大阪は、交通・産業・土地利用等多くの分野で深く水と関わり、海と川の水に育まれ、水と闘い、水を活かし、水とともに生きてきた“水の都”として1400年にわたり持続的に発展してきた都市の歴史を持ちます。
経験と叡智
近世の大阪(大坂)には「八百八橋」に代表される表情豊かな水辺の空間がありましたが、高度経済成長など時代背景の中で、水運から陸上交通への転換などによる河川・運河の埋め立てや水質汚濁等により、水辺の景観を失ってきました。
しかし、水害の克服、水質の改善をはじめとした環境改善や、水辺の賑わいづくりに果敢に挑戦するなど、現在、水辺を活かしたより良い都市環境づくりを進めており、今日、世界の多くの都市が直面する経済成長と持続的な都市環境改善に、いち早く挑戦してきた経験と叡智を有しています。
情報発信の持続的な取組み
大阪は、日本万国博覧会(1970年)、国際花と緑の博覧会(1990年)、水都大阪2009などの大規模なイベントの開催を通じて環境に配慮した都市づくりを継続して発信しています。
友好関係の一層強化
中国と大阪には、古くは遣隋使、遣唐使にさかのぼる歴史的なつながりがあります。
また、上海市は、大阪府・大阪市とともに友好・姉妹都市として30年以上の長年にわたり様々な分野で交流を深め、国際的な経済都市としてともに発展してきました。
上海万博を通じて、上海・中国と大阪の友好関係をより一層深めるとともに、環境先進都市・水都大阪の経験や叡智、良いイメージを世界へ発信します。
「環境先進都市・水都大阪の挑戦」
1400年の持続都市である大阪には、「水の利」を活かし水運を発展させ、日本最大の交易・商業都市として栄えてきた歴史があります。大阪は、「水害」や近代のわが国経済成長期には大気汚染等の様々な公害問題を克服し、安全で快適な暮らしを提供するため、環境技術の開発、環境共生型のまちづくりを進め、「環境先進都市・水都大阪」を実現してきました。その経験と官民の技術を中国・上海の人々と世界の人々にアピールし、世界の都市環境改善に貢献するとともに、大阪の人・まち・産業などの都市魅力を発信することを目的に、オール大阪として、2010年上海万博に出展します。
「環境先進都市 大阪上河図」
中国人来場者に基本テーマ「環境先進都市・水都大阪の挑戦」を強烈に印象付けて理解してもらうため、中国人の誰もが知るといわれる傑作図巻「清明上河図」に倣った空間をデザインし、水都大阪の環境への取組みや魅力を「体感できる上河図」としてパビリオン内に描きます。
共同館(案例連合館4-1)に出展
大阪は、Eゾーンにあるベストシティ実践区の共同館(案例連合館4-1)に出展します。大阪館の周辺には、パリ(フランス)、ジュネーブ・チューリッヒ・バーゼル(スイス)、ビルバオ(スペイン)、マルメ(スウェーデン)、プラハ(チェコ)といった世界の先進都市が出展します。
